報告書「デンマークに於けるバイオガス増産への取り組み」の掲載について


 北海道バイオガス研究会顧問およびデンマークオーフス大学工学研究所Ph.D.の高井久光氏が執筆されました
報告書「デンマークに於けるバイオガス増産への取り組み」を、北海道バイオガス研究会ホームページに掲載いたします。

 この報告書は、再生可能エネルギーを積極的に利用しているデンマークについて、エネルギー政策の概要、
バイオガスの利用にむけた計画、補助金制度、バイオガスプラントの経営状況について、デンマーク在住の高井氏が
これまでに行った調査結果および各種報告書をもとに、詳しく記述されています。

 日本の多くの皆様にお読みいただき、デンマークでの再生可能エネルギーの利用状況、特にバイオガスの利用について、
理解を深めていただけると幸いです。

 なお、北海道バイオガス研究会では、201210月にデンマーク再生可能エネルギー視察を実施し、20132月に
報告会を行いました(報告会資料へのリンク)。報告会資料を高井氏の報告書と併せてご覧いただくと、より一層、
デンマークの再生可能エネルギーについての知識が深まると思います。

 


以下に、報告書の前書きを転載いたします。

1985年デンマーク議会が原発否定を決議した時には北海のガス・油田開発が始まっていた。原発に対する不安、
廃棄物処理問題、国民的反対運動などの理由もあったが、このガス・油田開発は原発否決の重要な背景であったはずだ。
とは言え、1956年にリーシュー(Riso)原子力試験場を設立して以来計3基の実験原子炉を建設するなど30年近く
準備してきた原発導入を断念するには大きな決断力を要したであろう。それから再び30年近く経った今、デンマークは
脱化石エネルギー、100%再生可能エネルギー社会への道を歩んでいる。本稿の目的は、貯蔵可能な再生可能エネルギーである
バイオガス増産へのデンマークに於ける取り組みの概要を報告することである。」

 

報告書全文

「デンマークに於けるバイオガス増産への取り組み」(PDFファイル)

 

 

問い合わせ先
 本報告書に関する問い合わせは、北海道バイオガス研究会事務局(http://hbiogas.com/)へお願いいたします。
 事務局より、著者である高井久光氏へ連絡いたします。